子育てをしていると誰もが直面するイヤイヤ期。
可愛い赤ちゃんだった子どもが、ある日突然なんでも「イヤ!」と言い出して親を振り回す…。
いわゆる”魔の2歳児”とも呼ばれる時期です。
イヤイヤ期はいつから始まり、いつ終わるのか?
子どもはどんな状態で、親はどう対処すればいいのか?
先輩ママたちのリアルな体験談や、イヤイヤ期を乗り切るお助けグッズを紹介します。
同じ悩みを持つママやパパの心が少しでも軽くなるヒントになりますように。
イヤイヤ期はいつから始まり、いつ終わるのか?

一般的なイヤイヤ期の時期は、「1歳半~2歳ごろに始まり、3~4歳ごろに落ち着く」とされています。
ちょうど、子どもが発語し自己主張ができるようになったタイミングで、イヤイヤ期が始まります。
2歳前後に自己主張のピークを迎えるために”魔の2歳児”とも言われています。
3歳を過ぎて言葉で気持ちを伝えられるようになると、徐々にイヤイヤが収まり、4歳ごろには「そういえば、いつの間にか終わっていた」というケースも多いようです。
ただし、個人差は非常に大きいです。
早い子は生後8か月から兆候が出るケースもあり、逆に全くイヤイヤ期らしいものがなかった子もいます。
私の上3人の子ども達は年子だった影響なのか、イヤイヤ期の時期がほぼ同時にきて大変です。
一番上が男の子だったので、イヤイヤ期の始まりが遅く、4歳を過ぎてから始まりました。長男は発達がのんびりで、発語が遅く喋れるようになったタイミングでイヤイヤ期が始まりました。また、長女と次女は自己主張するのが早く、長男のイヤイヤ期と同じぐらいのタイミングで始まりました。このように、子どもによってイヤイヤ期のタイミングが異なるので、早い遅いは気にしなくていいと思います。

小さな子どものイヤイヤをお世話するの大変だよね。
ママやパパはどうやって対応しているのかな?



私は、子どもと向き合うようにしているけれど、なかなか難しいよ。
イヤイヤ期の行動と子どもの心理


イヤイヤ期の子どもには共通して、次のような行動や心理状態がみられます。
- なんでも「イヤ!」と否定
親が話しかけたり、指示したりすると、まず返事は「イヤ!」や「ヤダ!」から始まります。
まるで口ぐせのように、要求にもお世話にも反抗的な態度を示します - 激しい癇癪、泣きわめき
自分の思い通りにならないと場所を問わず、大泣きしたり、寝転がって手足をバタバタさせます。
スーパーの床で寝転がって号泣…漫画みたいな場面が現実に起こります。
親としては「勘弁して~」ですが、子どもは全力で感情を爆発させてしまうんです。 - 「自分で!」という強い意志
イヤイヤ期は自我の芽生えの時期です。
いままで親に任せていたことも「自分でやりたい!」という欲求が強まります。
服や食事など、なんでも「自分で!」と主張し、少しでも手伝おうとするとギャーッと癇癪を起します。 - 上手くできないフラストレーション
意欲はあっても、まだ身体能力や言葉が追い付かず、思い通りにできないもどかしさがあります。
ボタンが留められない。靴が上手く履けない。
そんな「できない!」が積もると子どもはイライラMAXになり、「イヤイヤ!」という感情表現に繋がります。 - 感情コントロールが未熟
子どもの脳の前頭前野が未発達なことも原因のひとつです。
気持ちを抑制できないため、泣きわめいたり、癇癪を起しやすいとされています。
まだ、論理的な説明は難しく、その場の感情でダイレクトに行動に出てしまうんです。
このような行動は、わがままや反抗に思えますが「親から自立するための第一歩」とも言われてます。
子どもにとっては、自分の気持ちを初めて必死に主張している時期でもあり、決して親を困らせようとしているわけではないんです。「イヤイヤ」真っ最中の親には、余裕がなくなりがちですが、少し視点を変えると「成長しているんだな」と思えるかもしれません。



子どもがイヤ!と親を困らせるのは、理由があったんだね。



そうだね!
子どもなりに、自分の気持ちを行動で伝えようとしてくれていたよ。
ママのリアルな体験談エピソード


「うちの子だけ?他の子はどうなの?」と不安なママやパパへ
先輩たちのリアルなイヤイヤ期エピソードをいくつかご紹介します。思わず「あるある!」と共感したり、「そんな強者も!?」と笑えたり、少し心が軽くなるかもしれません。客観的に聞けば「あるある、可愛いな」と思えても、渦中の親にとっては本当に笑いごとではありません。
スーパーで寝転び大号泣
欲しいお菓子を買ってもらえず、スーパーの床にひっくり返って「ギャー!!」
まさか自分の子が、そんなことを!?とその場で呆然…。
買い物中の親子なら誰もが一度は経験する伝説の床ゴロゴロ事件です。
普段、そんな行動をしない子どもが突然、愚図ったりするのが子育てです。
私は子どもを刺激しないように、「どうしたの?」と優しく理由を聞くようにしています。
子どもなりに、自分の考えがあって愚図っているので、話を聞いてあげたら落ち着くときもありますよ。
オムツ替えを完全拒否
うんちしたのに「替えない!絶対イヤ!」と逃げ回るので困り果てました。
「臭うのに…」
確かに遊びの途中だとオムツ替えイヤですよね。
私は子どもだから、オムツを替える理由を伝えても意味がないと思わずに、話すようにしています。
例えば、「オムツを綺麗にしないと、お尻が痛くなるよ!」「大切な服が汚れちゃうから綺麗にしようね。」と声掛けの仕方を工夫してみたら、遊んでいるときでも、すんなりオムツを交換できます。
今日できた方法が、明日も使えるかわからないのが子育てですが、日々伝え方を変えて子どもを攻略するゲームだと思いながら、育児を楽しんでいます。
ママ指名&パパ拒否…
留守番中ずっと「ママがいい~」でパパを拒否。
なのに「車でおもちゃを買いに行く?」と誘うと、即「パパがいい~」に切り替わりました。
子どもなりに、ちゃっかりパパとママを使い分けしているので、可愛いやら大変やら…複雑な気持ちになりますよね。
ずっと、子どもに「ママ~」と言われるのも大変なので、たまには思い切ってパパに任せることも大切です。
そのときは、パパに頼んだら二度手間になるからと、ネガティブに思わないようにしましょう。
子育てに協力してくれることに感謝しながら、子どもと一緒にパパも成長するので温かく見守るようにしてみてくださいね。



子育てしていたら、色々なエピソードがあるんだね。



子どもの態度が日替わりで変わるから大変だよ。
イヤイヤ期に向き合う上手な対処法


イヤイヤ期を穏やかに乗り越えるためのコツをいくつかご紹介します。
子育てしていたら、余裕がなくなるときがありますが、知識を持っていたらお守り代わりになり、冷静な判断ができます。また子どもを感情的に怒らずに済んだり、子どもの考えがわかり寄り添えます。
いまイヤイヤ期で困っていたら、ぜひ参考にしてくださいね。
とことん付き合う
子どもが「自分でやりたい!」と思ったことは、安全に配慮しつつできるだけやらせてあげるのが一番です。
時間はかかりますが、見守って手伝わず、子どもが納得いくまでやらせると気が済むことがあります。
危なくない範囲で思う存分、子どものやりたいことを尊重してみてくださいね。
共感して気持ちを代弁
ただ否定して叱るより、子どもの気持ちに寄り添ってあげましょう。
「〇〇したかったのね」「イヤだったんだね」と言葉にしてあげると、子どもは「わかってくれた!」と安心し、落ち着きやすくなります。
イヤイヤの陰には、不安や不満が隠れているので、まず受け止めてあげることが大切です。
選択肢を与える
すべて親が決めようとすると反発するので、二者択一の形で子どもに選ばせてみましょう。
例えば「赤い服と青い服、どっち着る?」「リンゴとバナナ、どっち食べる?」など、小さな選択でも子どもは主体性を発揮できて満足します。
自分で決めた手前、イヤイヤが減る効果もあります。
ポジティブに捉える
専門家によれば、「イヤイヤ期=脳が成長している証拠」
3歳ごろから脳の抑制機能が発達し、自分の感情をコントロールできるようになります。
そう思えば、「いままさに成長中なんだ!」と少し嬉しく感じられるかもしれないですね。



子どもとの向き合い方がわかれば育児の負担が減らせそうだね。



子どもがイタズラする原因の一つは、「私をみて!」とアピールしていることが多いよ。だから、子どもととことん付き合うように心がけているよ。
イヤイヤ期を乗り切る!|おすすめ便利グッズ
イヤイヤ期の子育てを助けてくれる便利グッズやアイテムをいくつかご紹介します。
遊び感覚で使えるものや、子どもの「自分で!」をサポートするものが中心です。
ぜひ活用して、少しでも育児をラクに楽しく乗り切りましょう。
スーパーで床に寝転がって大泣き…という伝説の床ゴロゴロ事件対策には、持ち運びできるちいさな玩具がおすすめです。
商品名:べビラボ 脳科学メロディ 気分スイッチ
商品画像:


子どもが大好きなアンパンマン。
私は外出するとき、持ち歩いているアイテムのひとつです。
愚図ったときに渡したら、優しい音が流れるので落ち着いてくれます。
また、ベビーカーに乗せたとき、ギャン泣きされて困るときも、音を聞かせていたらスヤスヤと寝てくれるので助かっています。
おうちでは「自分でやりたい!」と思う気持ちが爆発してイライラMAXに…。
そんなときは、手先を使って集中できる玩具で気分を切り替えるようにするのもいいですよ。
商品名:お月さまバランスゲーム
商品画像:


子どもがひとりで集中して遊んでくれるので助かっています。
角が丸くなっているので安心して遊ばせれます。
形を積んでいくバランスゲームなので、親子で「できた!」「惜しい!」と共感しながら遊べるのも嬉しいポイントです。
まとめ


イヤイヤ期は本当に大変ですが、それだけ子どもに自我が芽生え、成長している証でもあります。
一般的に1歳半~2歳ごろに始まるイヤイヤ期は、個人差はあるものの多くの場合3~4歳ごろには落ち着きます。
スーパーで大泣きされたり、お着替えを嫌がられたり…。
毎日のイヤイヤ対応に、ママやパパは疲れてしまいますよね。
それも一時的なことなので、同じ悩みを抱えながら乗り越えてきた先輩ママやパパ達がいるので大丈夫!
無理せず、乗り越えていきましょう。
いつか「あの頃は大変だったね」と笑い話ができる日を楽しみにしながら、肩のチカラを抜いて、この貴重な成長を温かく見守っていきたいですね。
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